国家統計局が15日に発表した統計によると、上半期の中国経済は全体的に安定し、モデル転換・アップグレードが安定して進み、新たな原動力が急速に高まり、質の高い発展は新たな進展を遂げた。
暫定的な推計によると、上半期の国内総生産(GDP)は61兆6836億元で前年同期比5.0%増加し、経済は安定した向上傾向を維持した。
生産サイドを見ると、農業生産は安定し、夏穀物が豊作となった。工業生産は成長率が高く、工業付加価値額は6.0%増加し、製造設備業が大きく支えた。
需要サイドを見ると、社会消費財小売総額は23兆元を超え、新型の消費とグリーン消費が急成長し、サービス消費は勢いよく成長した。最終消費支出の経済成長寄与率は60.5%で、GDP成長を3.0ポイント押し上げた。
投資については、全国の固定資産投資は3.9%増加し、重点分野の投資が増え、ハイテク製造業とハイテクサービス業の投資はいずれも前年同期比で2桁増となった。
上半期の中国の貨物貿易総額は前年同期比6.1%増加し、貿易構造が引き続き改善され、就業と物価は全体的に安定し、住民所得は引き続き増加した。同時に、一定規模以上工業の発電量、貨物輸送量、旅客輸送量など一部の経済状況を直感的に反映する実物量指標も安定した成長を維持した。
量の成長だけでなく、質も向上した。今年に入り、中国はエネルギー転換を加速化し、産業の「新」から「グリーン」への転換傾向がより明確となった。上半期の一定規模以上ハイテク製造業の付加価値額が一定規模以上工業の付加価値額に占める割合は15.8%で、第1四半期より0.6上昇した。集積回路、サービスロボット、新エネルギー車、ソーラー電池などのスマート・グリーン新商品の生産量はいずれも2桁増を維持した。ビッグデータや人工知能(AI)などの新技術は新たな消費シーンを生み、実物商品のネット小売額の前年同期比8.8%増を後押しした。新技術はグリーン発展とクリーンエネルギー生産の急速な増加を後押しし、経済成長の「グリーン」要素を高めた。情報伝送、ソフトウェア、ITサービス業をはじめとする現代サービス業の付加価値額は2桁増となった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年7月21日