第1−3四半期の経済データがこのほど、続々と発表された。税関総署は14日午後、今年第1−3四半期の貿易データを発表した。全体的に、量が増え質が上がったと言える。
32兆3300億元。これは今年第1−3四半期の中国の貿易額で、同期としては初めて32兆元を突破し、前年同期比5.3%増となった。うち輸出額は同6.2%増の18兆6200億元で、輸入額は同4.1%増の13兆7100億元。四半期別に見ると、第1・2・3四半期の貿易額は10兆1500億元・11兆元・11兆1700億元で、いずれも10兆元を超えた。これも同期としては初めてだった。
中国のハイエンド設備、第1−3四半期の輸出は4割超増加
イノベーションにより、「中国製造(メイド・イン・チャイナ)」がより広く注目を集めている。今年第1−3四半期の中国の機械・電気製品輸出額は前年同期比8%増の11兆300億元で、輸出額の59.3%を占めた。うちハイエンド設備輸出額は同43.4%増。
製造業のハイエンド化、スマート化、グリーン化の流れが顕著だ。「中国製造」は世界で確かな実力を示している。例えば中国が先ほど輸出した世界最大のFPSOの単価は100億元を超える。排水量で計算すると空母5隻分。これは世界の海洋プロジェクト設備の最高水準を示すものだ。
160以上の国及び地域との貿易額が増加
貿易額の持続的な増加は、近年の友達の輪の広がりと市場の多元化によるものだ。今年第1−3四半期には中国と160以上の国及び地域との貿易額が増加した。
「一帯一路」共同建設国との貿易額は6.3%増の15兆2100億元で、全体に占める割合が47.1%に上がった。RCEP加盟国との貿易額は4.5%増の9兆6300億元で、うち対ASEANは9.4%増、対EUは0.9%増、対米は4.2%増。
第1−3四半期全体を見ると、9月の輸出額は6カ月連続で増加を維持した。第1−3四半期の輸出額は前年同期比6.2%増の18兆6200億元で、同期としては過去最大となった。この増加率は過去10年の同期の平均水準を0.5ポイント上回った。
各エコノミーが発表した最新データに基づく初歩的な計算によると、世界市場に占める中国の輸出のシェアが安定的に拡大している。主要輸出品のうち、小さいものは家具や家電、大きいものは船舶やコンテナなど、世界市場でのシェアがそれぞれ拡大している。中国の輸出は依然として高い強靭性を持つ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年10月15日