中国の投資は今年、規模拡大及び構造最適化の発展の流れを保っている。投資の活力が持続的に引き出され、経済の質の高い発展を力強く後押ししている。
投資の総規模を見ると、9月はインフラ投資、製造業投資、民間投資の増加率が前月を上回った。全国の固定資産投資規模も拡大を続けた。
構造を見ると、重点産業の投資の増加率が高い。第1−3四半期の製造業投資額は前年同期比9.2%増で、投資全体を5.8ポイント上回った。製造業技術改造投資額は9.5%増で、産業のモデル転換及び高度化が続いていることを示している。科学技術イノベーションの支援力の持続的な拡大に伴い、ハイテク産業投資額が7カ月連続で2桁台の増加率を保った。航空・宇宙や電子通信などの投資の増加率が高く、新たな原動力と新たな強みの育成と強化が続き、集積効果が高まっている。
投資の規模拡大と質向上の裏で、新旧の政策の効果が徐々に顕在化していることがある。大規模設備更新及び消費財買い替えがさらに進んでいる。第1−3四半期の設備・器具購入投資額は前年同期比16.4%増で、全体的な投資増加への寄与率が61.6%にのぼった。
重大プロジェクト投資の「バラスト」の効果が顕著だ。第1−3四半期の投資総額1億元以上予定のプロジェクトの投資額は前年同期比7.1%増で、投資全体の増加率を3.9ポイント押し上げた。政府投資のけん引効果が大いに発揮された。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年10月29日