中国証券監督管理委員会（証監会）の呉清主席は19日に香港で開催された国際金融リーダー投資サミットで、「対外開放の堅持は、中国の資本市場が成熟と質の高い発展に向かう上で避けては通れない道だ。証監会は高水準の制度型開放の目標に照準を合わせ、揺るぎなき姿勢で資本市場の双方向の開放を掘り下げ、越境投資の利便性をさらに高める。具体的には次の4点で資本市場の双方向の開放を掘り下げる」と述べ、次のように説明した。

　（1）海外資金調達ルートの円滑性をさらに保ち、企業海外上場の報告効率をさらに高め、条件を満たす国内企業の海外上場を積極的に支持し、2つの市場の2種の資源をより良く利用する。（2）海外市場との相互接続を引き続き拡大し、滬深港通（上海、深セン証券取引所と香港証券取引所間の株式の相互取り引き）の取り引き範囲を拡大し、預託証券の相互取り引きルートを切り開き、世界の中長期資金を集める。（3）債券市場の対外開放を掘り下げ、商品及び金融先物市場の対外開放を着実に拡大し、国際投資家の多元的な投資の選択とリスク管理の需要をより良く満たす。（4）証券先物越境監督管理及び法執行協力を掘り下げ、国際投資家との常態化意思疎通を持続的に強化し、政策の安定性・透明性・予見性を着実に高め、外資系機関の中国事業展開の利便性を持続的に高める。

　「中国網日本語版（チャイナネット）」2024年11月20日