国家税務局が10日に発表した増値税インボイスデータによると、一連の既存と追加の政策に後押しされ、11月の経済状況は多方面に見どころが現れた。
製造業の生産が安定して増加し、ハイエンド製造業の支えが顕著となった。11月の製造業の売上高伸び率は10月より0.3ポイント上昇。うち、自動車や電気機械器材などの設備製造業、電子通信設備や航空宇宙設備などのハイテク製造業、デジタルメディア設備やスマート設備などのデジタル製品製造業の売上高は前年同期比でそれぞれ5.3%、5.1%、3.8%増加した。
現代サービス業が急発展し、ハイテクサービス業が急速に伸びた。11月のリースとビジネスサービス業、情報転送・ソフトウェアとITサービス業、科学技術の普及応用などの科学研究と技術サービス業の売上高は前年同期比でそれぞれ3.3%、6.7%、11.3%増加し、いずれも全国の企業全体の水準を大幅に上回った。中でもハイテクサービス業の売上高は前年同期比で8.4%増加した。
「両新」(大規模設備の更新と消費財の買い換え)政策に後押しされ、設備投資と消費財の買い替えが引き続き増加した。11月の全国の企業の機械設備類調達額が前年同期比で4.5%増加。うち、製造業、ITサービス業、電気ガス水生産供給業などの分野の機械設備類調達額は前年同期比でそれぞれ5.1%、7.4%、15.9%増加。11月のテレビなどの家電視聴設備の小売額、冷蔵庫などの家電の小売額はそれぞれ28.8%と74.4%増加。インテリア関連の家具の小売額、衛生清掃器具の小売額は36%と18.8%増加した。
地域間貿易が円滑に行われ、交通と物流が急速に発展した。1~11月の全国の地域間貿易額は全国の企業全体の売上高の伸び率を1.1ポイント上回り、地域をまたぐ商品サービス貿易が円滑に行われ、全国統一市場の構築が加速化していることを示した。11月の交通輸送物流業の売上高は前年同期比で7.1%増加した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年12月15日