携帯電話でQRコードをスキャンすると、品種、産地、収穫日、管理人などの情報が一目瞭然になる。河北省邢台市南和区賈宋鎮郄村の野菜農家の周順義さんは、「すべてのカゴのトマトに身分証が備わった。品質の追跡が可能で、消費者は安心して購入できる」と話す。
周さんは安心できる野菜の栽培について、次のように説明した。「新品種を植え、有機肥料をまき、昆虫捕獲器を使う。水・肥料一体化設備を設置し、水、肥料、農薬を節約する。グリーンなトマトは売れ行きが好調で、500グラム当たり平均2元で売れる。去年は10万元以上稼いだ」
南和区農業農村局の農産物品質安全監督管理担当者の張朝平氏は、「畑から食卓に上がるまでの全面的な監督管理で、野菜の品質安全を保障する。区は種子、化学肥料、農薬などの農業投入物の品質を厳しく管理し、基準到達承諾合格証制度を全面的に実施している。2024年には区・郷の2レベルで441回の定量検査と、1915回の正確クイック検査を行った」と述べた。
農産物の品質安全は人々の生活に関わる重大事だ。農業農村部門は正確な対処と監督管理・法執行に取り組み、品質安全のラインをしっかり守っている。その一方で、農業の標準化・グリーン化・ブランド化に取り組み、優良農産物の供給を増やしている。部・省統一管理データ共用のリスク観測制度を実施し、モニタリング農産物の品種をより増やし、パラメータをより多くし、対象の範囲をより広げ、リスクをより早急に発見出来るようにしている。24年の主要農産物定期観測合格率は98%で、グリーン、有機、地理的表示、「名特優新」の農産物認証・登録数は前年比7%増の8万1800。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年1月3日