商務部は「中国輸出禁止・輸出制限技術リスト」の調整に関する通知を出した。リチウム電池正極材料及びリチウム抽出関連技術の輸出を新たに制限する予定だ。中国非鉄金属工業協会リチウム業分会副会長の張江峰氏はこれについて、「今回のリスト調整は技術輸出管理体制の改善や、国内の中核技術及び産業安全の保護を目的とするもので、国際技術交流に明確な指導を提供した」と述べた。
張氏は、「技術輸出リストの最適化は、リチウム電池分野の知財権を効果的に保護し、技術の研究開発を奨励する。また条件を満たす技術の秩序ある輸出は企業の海外進出戦略を規範化し、国際経済・技術協力を促進し、互恵とウィンウィンを実現する」と指摘した。
張氏は、企業の対外投資への技術輸出の影響に関する関心について、「リチウム電池分野の技術は制限を受けるが、企業は『中華人民共和国技術輸出入管理条例』と『輸出禁止・輸出制限技術管理方法』に基づき技術輸出の許可を申請し、許可を得た後に正常な対外投資及び技術協力が可能だ。制限に挙げられていない自由類技術は国の規定に基づき報告し、記載する必要がある」と述べた。
張氏は、「今回のリスト調整が関連製品の輸出に影響することはない。製品そのものではなく、主に技術を管理するものだからだ。制限措置は禁止措置ではなく、産業発展への影響は少ない」と強調した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年1月7日