中国国家データ局の沈竹林副局長は6日に北京市で開催された特別テーマ会見で、「国家データインフラはデータの流通及び利用や、計算力や安全などの施設の建設とアップグレードをけん引する。業界の初歩的な試算によると、データインフラは毎年約4000億元、今後5年で約2兆元の直接投資を集める」と述べた。
国家データインフラの整備と運営は、中国が全国一体化データ市場を構築するための切実な需要だ。国家データ局デジタルテクノロジー・インフラ整備司の杜巍司長は、「中国の2023年のデジタル経済コア産業付加価値額の対GDP比は約10%で、データ総生成量は前年比22.44%増の32.85ZBだったが、保存されたデータは2.9%のみ。企業が1年以上に渡り未使用のデータは4割弱を占めた。データ流通・利用効率のさらなる向上が待たれる」と述べた。
「国家データインフラ整備ガイドライン」によると、中国は29年までに協同・連動、大規模流通、高効率利用の、規範的で信頼できるデータ流通利用体制を構築する。データインフラ技術及び産業の良好なエコシステムを共同構築し、国家データインフラ整備及び運営体制・メカニズムをほぼ確立する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年1月7日