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小型ロボットが1万mの深海を散策、中国の科学研究チームが実現

中国網日本語版  |  2025-03-21

小型ロボットが1万mの深海を散策、中国の科学研究チームが実現。

タグ:小型ロボット 深海

発信時間:2025-03-21 15:17:47 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

地球最深のマリアナ海溝の1万メートルの深淵における水圧は、1枚の爪に1トン以上のサイが立つのに相当する。水温は氷点下に近い。これまで、ここに到達できるものの多くは、重さ数トンの硬い大型潜水艇だった。今や身長50センチ未満で体重が1500グラムのみの小型ロボットもここを訪れ、深海探査により多くの可能性をもたらした。関連する研究成果は20日、国際的な学術誌「Science Robotics」(電子版)に掲載された。

この1万メートルの深海でマルチモード運動を実現できる小型深海変形ロボットは、北京航空航天大学機械工学・自動化学院の研究チームが、中国科学院深海科学・工学研究所や浙江大学と6年がかりで共同開発した。研究チームはアカグツ科の運動モデルを見て閃き、遊泳・滑翔・匍匐が可能なマルチモードロボットを設計した。

同チームは現在すでに「深海柔軟性ロボット+AI」の研究に向け力を入れており、深海小型ロボットの航続能力及び運動効率の引き上げに焦点を絞ることで、より広範囲の深海探査・観測を実現しようとしている。海洋資源開発、考古学発掘調査、環境観測などにプランを提供する。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年3月21日

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