中国人民銀行(中央銀行)は23日に記者会見を開き、『上海国際金融センターの越境金融サービス便利化のさらなる向上をめぐる行動案』(以下、『行動案』)について紹介した。『行動案』の発表を契機に、各方面は越境金融サービス政策を整備し、企業の越境業務の展開と発展を後押しすると方針だ。
中国人民銀行、金融監督管理総局、国家外貨管理局、上海市人民政府は共同で『行動案』を発表し、越境決済効率の向上、為替リスクヘッジサービスの整備、融資サービスの強化など5方面に関する18件の措置を打ち出した。
中国人民銀行の陸磊副総裁は、『行動案』の発表を契機に、中国人民銀行は越境金融サービス政策ツールを整備し、外向型経済により適した金融体制を形成すると話した。
上海市常務副市長の呉偉氏は、金融監督管理部門と全力で協力し『行動案』の実行を推し進め、各措置が企業の実益につながるようにし、企業の越境業務の展開と発展を後押しし、企業のグローバル化により多くの金融の「活水」を注ぐと述べた。
『行動案』は企業のグローバル化の経営能力向上を後押しする。呉偉氏は以下のように述べた。『行動案』の越境決済効率向上、外貨業務管理モデルの最適化などの措置は、企業の越境取引にかかる時間と資金コストを削減し、企業の資金管理効率を向上させ、海外市場シェア拡大を後押しすることになる。為替リスクヘッジサービスに健全化、保険・保障の強化などの措置は企業がよりよく越境業務におけるリスクに対応できるよう導く、その国際経済協力に参与する自信と能力を高めることになる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年4月24日
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