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PMI三大指数が6月に上昇、中国経済の景気水準は拡張を維持

中国網日本語版  |  2025-07-01

PMI三大指数が6月に上昇、中国経済の景気水準は拡張を維持。最新データによると、中国経済の景気水準が全体的に拡張傾向を維持している…

タグ:PMI

発信時間:2025-07-01 14:10:01 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

国家統計局サービス業調査センターと中国物流・調達連合会が6月30日に発表したデータによると、6月の製造業購買担当者景気指数(PMI)、非製造業ビジネス活動指数、および総合PMI産出指数は49.7、50.5、50.7で、それぞれ前月より0.2、0.2、0.3ポイント上昇した。中国経済の景気水準が全体的に拡張傾向を維持していることが分かる。

製造業が市場需給両面で拡張を維持、経済ファンダメンタルズは安定的に好転

製造業PMIは5月に前月比0.5ポイント上昇した、6月も上昇を維持した。製造業の景気が拡大し、調査対象の21業種のうち拡張区間にある業種は11業種で、前月より4業種増加した。

市場需要は減少から増加に転じ、企業生産は安定的に拡大している。6月の新規受注指数は50.2で前月より0.4ポイント上昇し、2カ月連続で50を下回った後に拡張区間に戻った。

製造業の輸出も徐々に回復した。6月の新規輸出受注指数は47.7で前月より0.2ポイント上昇し、2カ月連続で上昇した。

需要回復の牽引で、企業生産活動は安定的な拡張傾向を維持。生産指数は51で前月より0.3ポイント上昇。企業の原材料調達活動もある程度拡張した。調達量指数は50.2で前月より2.6ポイント上昇し、2カ月連続で50を下回った後に拡張区間に戻った。

重点業種では、6月の設備製造業、ハイテク製造業、消費財業界のPMIはそれぞれ51.4、50.9、50.4で、いずれも2カ月連続で拡張区間にある。

中国物流情報センターの文濤アナリストによれば、今年第2四半期は米国の関税政策変更の影響で製造業の動きに短期的な変動があったが、中国経済は強い回復力を示し、短期減速後の急速な安定化で企業生産が堅調に推移し、製造業PMIは2カ月連続で上昇している。総合景気対策の効果がさらに発揮されれば、下半期の製造業は安定した増加傾向を維持する見込みだ。

非製造業ビジネス活動指数の拡張が加速し、経済の内的原動力が着実に改善

6月の非製造業ビジネス活動指数は50.5で前月より0.2ポイント上昇。非製造業全体が引き続き拡張傾向を維持したことが分かる。

サービス業の景気は基本的に安定。6月のサービス業ビジネス活動指数は50.1で前月から0.1ポイント微減したが、サービス業の業務活動期待指数は56で引き続き高水準の好況区間を維持。多くのサービス業企業が業界の先行きを楽観している。

建設業の拡張が加速。6月の建設業ビジネス活動指数は52.8で前月より1.8ポイント上昇。土木工事業の同指数は56.7で、3カ月連続で55以上の好況区間を維持している。

建設業の業務活動期待指数は53.9で前月より1.5ポイント上昇し、建設業企業の業界発展に対する信頼感が回復した。

中国物流情報センターの武威アナリストは、今年に入り非製造業ビジネス活動指数は終始50以上を維持しており、第2四半期の平均値は50.4で第1四半期の50.5と大きな変化もなく、非製造業経営活動が上半期に安定した拡張傾向を維持していることが伺えると指摘した。一連の景気対策の効果が一層現れるにつれ、中国経済の内的原動力がさらに改善する見込みだという。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年7月1日

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