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「ブルーエコノミー」が強い推進力に 3つの分野に見る海洋経済の新たな活力①

中国網日本語版  |  2025-07-24

「ブルーエコノミー」が強い推進力に 3つの分野に見る海洋経済の新たな活力①。全国の海洋総生産額は2024年に初めて10兆元の大台に乗った…

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発信時間:2025-07-24 15:18:41 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

全国の海洋総生産額は2024年に初めて10兆元の大台に乗った。前年比で5.9%増加し、国内総生産(GDP)に占める割合は7.8%に達した。中国の海洋経済は輝かしい「成績表」を提出した。「ブルーエコノミー」は力強い推進力を発揮し、経済成長をけん引する新たなエンジンとなりつつある。

①海洋関連の複数のプロジェクトが着実に進行

中国船舶集団(CSSC)江南造船の生産運営第2部の瞿歓俊副部長は記者の取材に応じて、「今年は液化天然ガス(LNG)船の集中引き渡し年となり、江南造船だけでも10隻以上の納入を見込んでいる。当社が受注しているLNG船は約60隻、総額約1500億元で、スケジュールは2031年まで埋まっている」と述べた。

中国船舶集団第711研究所の董建福所長は、自社開発の全プロセス船舶用CO2回収システムは、船舶排出CO2の80%以上の回収率と、変換後の液体CO2の99.5%以上の純度を達成できると説明した。このシステムを搭載した1万4千TEU大型コンテナ船が今年4月、洋山港で液化CO2の卸荷・納入に成功し、中国のグリーン船舶技術分野における大きなブレイクスルーを示した。「今後も継続的に技術開発に取り組み、より多くのボトルネック技術の克服を目指し、造船強国建設に貢献したい」と話した。

中国船舶動力集団の李琤社長によると、世界初・最大出力のインテリジェント制御排気ガス再循環(EGR)システムを備えたデュアル燃料エンジンはLNGとガソリンを燃料とする。ガスモードでは硫黄酸化物を99%以上、CO2を20%以上、窒素酸化物を80%以上削減できるという。「LNG、メタノール、アンモニアなどのゼロカーボン・低炭素燃料エンジンの研究開発と産業化を推進しており、製品に占める低・ゼロカーボンエンジンの割合が着実に上昇している」と述べた。

国産大型クルーズ船からLNG船まで、グリーンエンジンからCO2回収技術まで、中国の造船業はサプライチェーンの高付加価値化に向けて進んでいる。自然資源部が発表した「2024年中国海洋経済統計公報」によると、修正総トン数(CGT)ベースで、中国の新規受注量、完成船舶量、手持ち受注量の3大指標における国際シェアが2024年に初めてすべて50%を超えた。中国の造船企業は競争力を発揮し、船舶製品を197の国と地域に輸出している。

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「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年7月24日

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