全国の海洋総生産額は2024年に初めて10兆元の大台に乗った。前年比で5.9%増加し、国内総生産（GDP）に占める割合は7.8%に達した。中国の海洋経済は輝かしい「成績表」を提出した。「ブルーエコノミー」は力強い推進力を発揮し、経済成長をけん引する新たなエンジンとなりつつある。

②海上養殖とスマート漁業が成長

渤海から南中国海まで、現代型の海洋牧場の建設が活発に進み、「ブルー食料庫」拡大の重要な拠点となっている。これは、中国の海洋漁業が沖合・遠洋化、スマート化、多様化へ向かう実例の一つに過ぎない。国家海洋情報センターの石綏祥主任は、2024年の海洋漁業の付加価値額は4880億元で、前年比4.0%増だったと説明した。「遠洋養殖が急速に発展し、養殖海域の空間配置が持続的に最適化され、新規の開放型養殖海域が沖合へと拡大を続け、平均離岸距離が2018年の10キロから現在の18キロに延びた。海上養殖クラスターの形成が加速し、スマート漁業が発展し、海洋水産物の供給能力が持続的に向上。国家の食料安全保障に『ブルーな力』を捧げている」と話した。

石主任はさらに、「海洋経済は量でブレイクスルーを果たしただけでなく、資源供給と持続可能な発展能力において質的向上を実現した」と述べた。今年第1四半期の海洋水産物生産量は前年同期比4.5%増で、このうち養殖生産量は5.7%増加。海水養殖の安定生産・供給機能が持続的に発揮されている。

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「中国網日本語版（チャイナネット）」2025年7月24日