中国科技部火炬ハイテク産業開発センターの張衛星・副主任はオランダの首都ハーグで開かれた「科学技術企業共同シンポジウム」で23日、「中国はここ数年、科学研究に力を入れてきたが、開発能力は依然不足しており、産学研の連携強化をしていかなければならない」と述べた。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。

  張副主任によると、中国はここ数年、科学研究への投資を大幅に増加してきた。2006年の投資規模は世界第5位の377億ドル、発明特許の申請受理数は21万件で世界第4位だった。これらの業績をおさめたが、中国の自主革新能力は今後さらに強化が求められているという。中国の持続可能な革新能力は総体的に欠落しており、核心技術にしても海外への依存度が高い。さらに中国企業は開発分野のグローバル競争を勝ち抜くためにグローバルルールを熟知する必要がある。中国は現在の局面を打開するために、自国の研究開発能力を重点的に強化し、企業が中心となる技術革新体制を構築し、産学研の一体化を推奨していく革新型国家建設の戦略を決定した。

  ｢人民網日本語版｣2008年1月24日