ホーム>>文化>>科学技術
中国取得の衛星データ、アジアの70%をカバー
発信時間: 2008-01-29 | チャイナネット

中国科学院の地球観測・デジタル地球科学センターの喀什(カシュガル)観測所が28日、正式に使用を開始された。中国西部地域の民間衛星データの空白部分を埋める役割が期待されている。

中国科学院の地球観測・デジタル地球科学センターの郭華東・主任によると、喀什観測所は昨年8月24日に検査をパスし、試運転の段階に入っていた。直径12メートルの大型受信アンテナとデータ受信・記録装置を備え、中国の環境保護・災害防止衛星、米国のランドサット衛星、フランスのスポット衛星、カナダのレーダーサット衛星などのデータを受信する。

新疆維吾爾(ウイグル)自治区の喀什と海南省三亜の2カ所の観測所完成により、中国の取得する衛星データはアジアの70%をカバーできるようになった。受信されるさまざまな衛星データは、国土資源調査や林業資源調査、生態環境調査、都市拡大調査、砂漠化観測、農作物生産量予測、災害の観測・評価、地質調査、資源開発、大型工事建設など幅広い分野に応用され、中国の社会・経済の持続可能で調和の取れた発展に大きく貢献することになる。

「人民網日本語版」2008年1月29日

 

  関連記事

· 月探査衛星 「嫦娥一号」、打ち上げに成功

· 「嫦娥一号」、38万キロの彼方から新年のメッセージ

· 「嫦娥一号」の長期管理で関係機関が合意

· 五輪ボランティアの歌、「嫦娥一号」から地球へ

· 嫦娥一号、月裏側の撮影に成功

  同コラムの最新記事

· 中国、優秀なスポーツ選手の選抜が遺伝子技術で可能に

· 今後10年 中米が建設する原発は世界で半分に

· 風雪を凌いで咲き乱れる牡丹

· 露ハイテクプロジェクト、中国で156項目を開発

· 有人宇宙船「神舟7号」、宇宙遊泳を生中継も