モバイルテレビ放送は7月初めに全国の大・中都市37カ所で放映開始され、様々な携帯型移動受信設備を通じてオリンピックを観戦することができるようになる。国家広播電影電視総局無線局の孫朝暉副局長が北京科博会モバイルマルチメディア推進会で紹介した。「北京商報」が伝えた。
モバイルマルチメディア(以下「CMMB」と略称)は中国が独自に研究開発した中国の国情に合う新しいマルチメディア技術で、デジタルコードを採用し、無線を通じた携帯端末でのマルチメディア番組受信を実現する。
孫副局長によると、現在広く使用されている公共交通のモバイルテレビとは異なり、CMMBでは新たなシステムを採用、エネルギー消費の低減を重視し、携帯モバイル設備による信号受信を実現している。利用者はCMMBをサポートする携帯電話テレビやMP4、PDAを使用し、またはUSBテレビスティックを通じてノート型PCでモバイルマルチメディアの番組を視聴することができる。
CMMBは現在北京、上海、青島、秦皇島など8都市でテスト信号を提供しており、今月末には全国のオリンピック開催都市や各省の政府所在地、直轄市など37都市で信号カバーのプロジェクト工事を行う。7月初めにはこの37都市でモバイルマルチメディア放送を開始する。
「人民網日本語版」2008年5月26日
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