初めての人工衛星打ち上げに成功
中国は1970年4月24日に初めての人工衛星の打ち上げに成功した。
衛星の重さは173キロ、運行軌道は地球に最も近い地点で439キロ、最も遠い地点で2384キロ、軌道面と地球の赤道面との角度は68.5度、地球を一周するのに必要な時間は114分だ。衛星は「東方紅」の曲を地上に送信するのにも成功した。衛星の運行状況は良好で、各種機器は正常に作動し、観測計器は様々なデータを刻々と伝えた。
衛星打ち上げの成功は、中国の宇宙技術発展における優れた起点であり、中国の重要な科学技術成果でもある。
袁隆平氏がハイブリッド米の育成に成功
袁隆平氏は9年の時間をかけ、1973年に初めて収穫量の高いハイブリッド米の交雑に成功した。この功績で袁氏は1981年に中国初の国家特等発明賞を受賞、国際的にも「ハイブリッド米の父」と称えられた。
西側世界でハイブリッド米は「オリエンタルミラクルライス」と呼ばれている。国際的にはハイブリッド米の育成を、中国の四大発明に続く五大発明、「第二次緑の革命」と称える声もある。
成昆鉄道が開通
成昆鉄道(成都?昆明)は成都南駅と昆明をつなぐ、全長1091キロメートルの鉄道で、1958年に工事が開始し、1970年7月に開通、同年12月に営業を開始した。
線路は多くの山を越え、深さ2潤オ300メートルの渓谷を越えている。金口河から埃岱までの58キロの間には44カ所のトンネルがある。甘洛から喜?までの120キロでは4つの山を50キロにわたって迂回し、牛日河を13回越え、トンネル66キロと橋10キロがある。喜徳を過ぎた後は安寧河を8回越え、三堆子で金沙江を超えている。金沙江の川岸は有名な断裂層地震帯で、線路はここで3回山を迂回し、竜川江を47回超えた後、南下して昆明に至る。
成昆鉄道の土木工事プロジェクトは1億立方メートル近くに及び、トンネル427カ所の延長は345キロ、橋梁991カ所の延長は106キロ、橋とトンネルの総延長は線路総延長の41%を占める。全線の122カ所の駅のうち、41カ所が地形の制限から橋梁やトンネル内に設置されている。
この鉄道は南西地区の交通網の中心で、南西の資源開発、国民経済の建設加速、民族団結の強化、国防の強化に重要な意味を持つ。
「人民網日本語版」2009年9月10日