1980年代の中国の科学技術の成果

人民網日本語版  |  2009-09-10

1980年代の中国の科学技術の成果。

タグ:科学技術

発信時間:2009-09-10 16:42:14 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 北京で電子陽電子衝突加速器による衝突実験に成功

 1988年10月16日、中国初の高エネルギー加速器である北京電子陽電子衝突加速器の衝突実験が成功した。原子爆弾、水素爆弾、人工衛星打ち上げの成功に続き、中国がハイテク分野で再び成し遂げた重要な突破的な成果だ。

 北京電子陽電子衝突加速器は党中央、国務院が建設を決定したハイテクプロジェクトだ。電子ライナック、ビーム輸送ライン、ストレージリング、スペクトロメータ、放射光実験区域など4つの主要な構成部分からなり、数百種類、1万点近くの最新鋭の専用設備からなる複雑なプロジェクトだ。同加速器の建設と衝突実験の成功は、中国の素粒子物理学と放射光利用研究のための大きな道を開き、中国の高エネルギー物理学研究の新たなページを開いた。

 

 ミサイル搭載原子力潜水艦がミサイルの水中発射に成功

 1988年9月14潤オ27日、中国が独自に開発したミサイル搭載原子力潜水艦が東中国海海域でミサイルの水中発射試験を行い、成功した。

 これは中国が米国、旧ソ連、英国、フランスに続いて、原子力潜水艦に搭載されたミサイルの水中発射能力を持つ国家になったことを表す。人民海軍もこれにより戦略的な軍になった。


 

 初めての南極観測

 1984年11月20日に、中国の南極観測隊が中国が独自に製造した遠洋探査船「向陽紅10号」に乗り、初めての南極観測に出発した。12月30日に観測隊はキング・ジョージ島に上陸、1985年2月20日に中国初めての南極観測基地「長城基地」をキング・ジョージ島上(南緯62.13度、東経58.58度)に建設した。1989年2月26日には第二の南極観測基地「中山基地」を建設した。

 中国の科学者は長城、中山の常設観測基地と極地科学観測船を観測のプラットフォームとし、南極について多分野の総合的観測や研究を行って大量の観測データを蓄積、重要な科学研究成果をあげた。

 

1  2  >  


Twitter Facebook を加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集     中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで