中国大陸部初の試験管ベビーの誕生

　1985年に中国・台湾省で初めての試験管ベビーが誕生し、1986年には香港でも1人が誕生している。中国大陸部での初めての試験管ベビーは1988年3月10日に誕生している。

　1988年3月10日、中国大陸部で初めての試験管ベビーが北京医科大学第3医院で誕生した。この新生児の母親は当時39歳、両方の輸卵管がつまっていたためずっと妊娠できなかった。張麗珠教授の指揮の下で北京医科大学第3医院は先進的な体外受精技術を利用し、この母親の妊娠を成功させた。

　中国初の試験管ベビーの誕生は、中国の現代的医学技術が重要な突破を成し遂げ、中国の生殖医学と補助となる生育技術が国際的水準に達したことを表すもので、中国の生殖医学発展のマイルストン的出来事となった。

　中国がインターネットに接続

　1987年9月14日、中国とドイツの学生が北京で「長城を超えて世界へ向かう」という電子メールを共に書き、20日にドイツへの発信に成功した。この電子メールは後日、中国が国外に発信した最初の電子メールと見なされ、中国がインターネット時代への一歩を踏み出したことを表すものとなった。

　1994年4月20日に「NCFCプロジェクト」が米国Sprint社を通じてインターネットの64K国際専用ラインに接続され、インターネットとの接続が実現した。中国は国際的に全機能のインターネットを持つ国家と認められるようになった。

　中国のインターネットへの接続はその後の中国の政治、経済、文化、教育、科学技術、生活、社会発展の様々な分野に大きな影響を与えた。

　初めての通信衛星の打ち上げに成功

　1986年2月1日に中国は「長征3号」キャリアロケットで実用通信放送衛星の打ち上げに成功した。20日に衛星は軌道に乗り、中国がロケット技術を全面的に把握し、衛星通信が試験段階から実用段階に入ったことを表すものだ。

　 ｢人民網日本語版｣2009年9月10日