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盗まれた1億年前の動物化石 米国が中国に引渡し
発信時間: 2009-09-16 | チャイナネット

米国国土安全保障省の管轄にある移民関税執行局(ICE)と税関国境警備局(CBP)は14日、在米中国大使館に1億年前のマカイロドウスやプシッタコサウルス、恐竜の卵の化石を引き渡した。

米国国土安全保障局が中国に盗まれていた文化財を引き渡するのはこれが初めて。以前には米国の税関が、2003年に西安の前漢の陵墓から盗まれた陶俑6点を中国に引き渡したことがある。

在米国中国大使館の謝鋒公使は引渡し式に出席し、関連書類にサインして、米国側に感謝の意を表した。謝公使は「これらの化石は約1億年前のもので、考古学的な価値も高く、中国に戻ってくることは非常にうれしい」と語り、以下のように述べた。

「この数年来、中米両国は法律執行の分野で緊密に協力し、反テロや麻薬取締り、国境を越えた犯罪撲滅の方面で顕著な成果をあげ、中米両国民の福祉や両国の安全面での利益を促進してきた。今回、中米両国は共同で捜査を行い、違法なルートで米国に入ってきた化石が引き渡されたことは、21世紀における積極的に協力する全面的な中米関係の共同建設を具体的に表している」

 

「チャイナネット」 2009年9月16日

 

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