中国初のメタンガスハイドレート(可燃氷)総合調査船「海洋6号」の海洋地質調査船隊への編成式典が18日午前、国土資源部広州海洋地質調査局のふ頭で行われた。人民網が18日伝えた。
「海洋6号」は、中国海域の特徴と海洋地質の必要に基づいて中国が独自に設計・建造した初のメタンガスハイドレート総合調査船であり、世界でも唯一の地震や地質など多くの調査機能を備えた地質や地球物理の専用調査船である。全長は106メートル、全幅17.4メートル、最大喫水は5.7メートル、設計排水量は4600トン、航続力15000海里。電力推進システムや自動操船(DPS)システムなど世界最先端技術と設備を採用、4000メートルの深海に潜り込める水中ロボット「アシカ号」、深層水マルチビーム海底システム、深層水浅地層断面システムなどを搭載。総建造費は4億元、中国の海洋地質調査隊の中でも最高の装備を整えている。
「海洋6号」は、海底にあるメタンガスハイドレート資源を主体に調査しながら、海洋の地質や鉱物資源の調査も行い、無制限航行区域となっている国際海域で各分野の調査を様々な手法を使って調査を行う。(編集KA)
「人民網日本語版」2009年10月19日