中国移動(チャイナ・モバイル)は電信キャリアの年間営業収益で世界一となった。この中国最大の電信キャリアはこれまで急成長を続け、このほど発表した第3四半期の財務報告で、携帯電話の利用者が5億800万人にのぼり、うち165万5000人が3G利用者であることがわかった。「北京晨報」が20日伝えた。
中国移動の前3四半期の純利益は839億3500万元で、前年同期比1.8%増。うち、第3四半期の純利益は同2.8%増と第2四半期よりも伸びたものの、業界内の予測ほどではなかった。中国移動によると、前3四半期は毎月平均で568万人ずつ利用者が増え、ライバルを大きく引き離した。なかでも注目を集めているのが3Gの利用者が165万5000人に達し、8月に比べ32万8000人増加したことだ。この数字はなかなかのものだが、このペースでいくと、中国移動が掲げる年間目標「TD利用者を300万人に」の達成にはプレッシャーがかかる。
総合的にみると、中国移動の独走は依然として続くだろう。海外の情報によると、英国の市場調査会社Portio Researchがこのほど最新のモバイル通信キャリア世界トップ20を発表、中国移動が年間営業収益575億ドルで世界一となった。(編集KA)
「人民網日本語版」2009年10月22日