中国聯通(チャイナユニコム)からは現在、「iPhone」が大人気で発売されており、中国移動(チャイナモバイル)はスマートフォンプラットフォーム「OPhone」を打ち出した。3大通信キャリアのうち、唯一人気スマートフォンを打ち出していなかった中国電信(チャイナテレコム)だが、このほど、同社による「BlackBerry・Internet・Service(BIS)」の登録サイトが公開された。このサイトは、スマートフォン「BlackBerry」の個人ユーザーに向けてプッシュメールサービスを提供するもので、このことは、中国電信によるBlackBerry導入が実質的な進展を見せたことを意味する。新華網が23日に伝えた。
早くて今年12月には中国電信がBlackBerryを発売するとする情報もある。これにより、3大通信キャリアによる新たなスマートフォン競争がスタートすることになる。
中国電信はCDMAライセンスを取得したが、CDMAの世界における市場シェアは小さく、対応機種も少なかった。このため、ビジネスユーザーの多い中国電信は、ビジネスマンに人気の機種「BlackBerry」の導入をこれまでずっと計画していた。
中国電信の関係者はかつて、「中国電信はBlackBerryや、Gphone(グーグルの携帯電話)など、人気機種の導入に関心を持っている。現在も発売に向けた研究とフィージビリティスタディおよび、技術的な準備を行っている。私たちのネットワークの品質はとても良い。肝心なのは、人気機種を導入することだ」と語っている。(編集SN)
「人民網日本語版」2009年11月24日