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国外流出した中国文物、米国華僑が寄贈
発信時間: 2009-11-24 | チャイナネット

范季融氏、胡盈瑩さん夫妻が中国に寄贈した青銅器。
 
 

 「中国政府はこれまで一貫して法的および外交手段を通じ、不法流出文物返還問題処理をめぐる国際社会の法的枠組みと原則に基づき、国際協力により、法により不法に国外流出した中国文物の追跡を続けている」。国家文物局の単サイ翔・局長は23日北京の国子監でメディアに対してこのように述べた。同日午後、米国華僑の収集家・范季融氏、胡盈瑩さん夫妻からの文物寄贈式典が国子監で行われた。寄贈されたのは秦公・晋侯の青銅器9点で、いずれも1990年代に不法に国外流出したもの。

 「私たちは愛国華人・華僑を含む国外友好機構や人々を歓迎し、国外流出した中国文物が寄贈、返還されることを希望します。流出した文物の所有権を放棄しない前提で、国際公約の精神と慣例に基づき、善意で文物を寄贈する人には公正かつ理にかなった補償を行い、より多くの流出文物が祖国へ帰ることを促進します」。単局長はさらに、「ここ数年来、国外関連博物館および収集家の意思疎通、協力を通じ、多くの流出文物が中国に戻っており、今回も范季融氏、胡盈瑩さん夫妻が青銅器9点を中国政府に寄贈してくださいました」と述べた。

 また、このほど国外で競売された乾隆帝の玉の印について、単局長は、「中国政府は国外流出した中国文物の問題を高度に重視しており、不法流出文物が元所有国に返還されることを支持し、中国文物の競売による強奪や不法流出に反対であり、国内機構および個人がこれらの文物を購入することには賛成しない。我々は各国オークション機構に対して関連国際公約の精神と職業道徳の原則を遵守するよう呼びかけており、利益を損なうことになり、文物が流出した国の人民の感情を尊重すべきだ」と重ねて強調した。(編集HT)

 「人民網日本語版」2009年11月24日

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