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中国 幹細胞研究を強化へ
発信時間: 2009-12-25 | チャイナネット

天津で22日、中国医学科学院の幹細胞医学センター設立セレモニーが行われ、ここ数年、世界の幹細胞研究は著しい進展をみせ、人類に直面する数多くの医学的な難題克服に向け新しい光を灯していると報告された。科技日報が25日伝えた。

セレモニーに出席した専門家によると、中国の幹細胞研究は世界の先進国とほぼ同レベルにあり、最先端との開きはそれほどないものの、オリジナルの革新的な成果が少ない。幹細胞の臨床治療方面ではある程度の効果をあげているが、臨床研究の方法や治療効果の評価基準の規範がいまだ整っていない。また基礎研究も相対的に脆弱で、研究技術や方法が後れ、産業化に至っていない。

主催者によると、幹細胞医学センターの設立の趣旨は、国内の幹細胞研究の力を合わせ、国際競争力のある研究チームを結成し、得意分野を集め技術補完し、開放的な幹細胞研究の応用や技術情報の交流プラットフォームをつくり、幹細胞研究の資源共有、臨床応用の指導、バイオ技術の産業化推進のほか、中国と世界の学術・研究機関の協力と交流を増進し、幹細胞研究と応用分野でリーダーシップをとっていくことにある。

「人民網日本語版」2009年12月25日

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