全国政治協商委員会委員で中国商用飛機有限責任公司副総経理と国産C919大型旅客機総設計士を務める呉光輝氏は11日、国産大型機を使うことでコストが下がり、それが航空券の価格に反映されることを明らかにした。京華時報が12日伝えた。
「私たちの目標は、価格性能比を国外よりも良くすること」と呉氏は紹介。国産大型機の直接使用コストは現役の国外の大型機に比べ10%低いとされる。直接使用コストとは、航空便1便を運航するのにかかる1座席分の1キロメートル当りのコストのこと。国産大型機はこの点に優れており、同価格の航空券だと国産大型機を使用する航空会社は他より10%多く利益を上げられることになる。注目に値するのは、この利益を乗客にも還元できるということだ。例えば同じ1度の旅行でも、別の飛行機を使用する航空会社が2割引の航空券を販売したとすると、国産大型機を使用する航空会社は7割引の航空券を販売できるというわけだ。(編集KA)
「人民網日本語版」2010年3月12日