世界知的所有権機関(WIPO)地域シンポジウムが29日、四川省成都市で開催された。シンポジウムに出席したWIPOのジェフリー・オニヤマ事務局次長は、「知的所有権は、中国の経済発展と科学技術の進歩の中で重要な役割を演じている。その業績は賞賛に値するものであり、中国では今強力な知的所有権体系のバックアップとイノベーションが確立されつつある」と述べた。科技日報が30日伝えた。
WIPOのデータによると、09年の中国の特許出願件数は前年に比べ30%前後増加。その伸びは世界主要国においても群を抜き、すでに世界5位に伸し上がった。ジェフリー・オニヤマ事務局次長は、「先に発表されたデータでも中国は発展の途上で広く知的所有権を応用し、短期間に特許出願件数を急速に伸ばしていることがわかるとし、特許出願と商標登録を通じた知的所有権の運用において中国は世界をリードする立場にある」と指摘した。
今回のシンポジウムはWIPOと国家知識産権局が主催、成都市政府が協賛したもので、アジアでの開催は初めて。WIPOやインドネシア、マレーシア、フィリピンなどアジア15カ国の知的所有権機関の代表らが出席した。(編集KA)
「人民網日本語版」2010年3月30日