浙江省義烏博瑪デジタル電子有限公司と浙江大学は3年間にわたる協力の末、このほど国内初の「ワイド型デジタル全自動電子彫刻機」を開発した。これにより、これまで国内で大型電子彫刻機を全て輸入していた状況を打開した。「中国新聞網」が22日に伝えた。
現在中国の彫刻製版生産企業は5170社に上る。電子彫刻機の要となる技術およびハイエンド市場はこれまで、ほとんどが海外企業に独占されていたため、これまで国内企業が製版時に使用する大型電子彫刻機は全て輸入に頼っていた。
浙江省義烏博瑪デジタル電子有限公司の万新銘社長は「私たちの開発した電子彫刻機は超高速の彫刻ヘッドを採用し、レーザー彫刻技術により、彫刻効率と製版の幅を2倍にした」と述べる。
例えば、国内で幅3.8メートル、長さ3.8メートルのカーテンを印刷する場合、これまでは2回から3回に分けて印刷した後、図案を組み合わせるしかなかった。今回開発された電子彫刻機を使えば、1枚の製版で印刷することができる。
海外から電子彫刻機を輸入すれば200-300万元することを考えると、国産の電子彫刻機は80万元前後で、大幅に設備コストが下げられ、企業の発展にもプラスとなる。
「人民網日本語版」2010年4月23日