世界中のスーパーコンピュータの性能を計測し、公式ランキングを公表するサイトが5月31日発表した最新のトップ500で、処理速度が1ペタフロップス(毎秒1000兆回の浮動小数点演算を実行)以上の実行性能を誇る中国初のスーパーコンピュータ「星雲」が2位を獲得した。 「広州日報」が1日伝えた。
業界関係者はこれについて、「中国で生産、応用、メンテナンスされるスーパーコンピュータの能力が世界トップレベルに達したことを意味する。中国のスーパーコンピュータの発展にとって画期的な意義をもつ」と語る。
「星雲」は曙光公司が天津産業基地で開発した、実行性能が1ペタフロップス以上の中国初の業務用スーパーコンピュータ。ピーク性能は3ペタフロップス、LINPACKベンチマーク性能測定結果では処理速度が毎秒1271兆回に達した。超高速計算のほかに、超高密度、超高コストパフォーマンス、超省エネ、超広範な応用可能といった特徴がある。
「人民網日本語版」2010年6月1日