「構造用炭素繊維複合材料国家工程実験室」が5月28日、中航工業北京航空材料研究院に開設した。中国の航空工業とその研究分野における第1号の国家工程実験室。科技日報が5月31日伝えた。
同研究院は中国の航空工業で唯一の総合材料研究機関であり、中国で最も早く先進複合材料の開発を手掛けた機関のひとつでもある。李暁紅院長によると、新たに開設された実験室は、北京航空材料研究院や製造所など国内の先進複合材料分野において実力のある大学や研究機関、企業が協力し業界トップのチームをつくり、長期有効な産学研提携メカニズムの構築を通じて、研究成果の産業化を進める有効なルート、産業技術の自主革新を図る重要な源泉、企業の革新力向上の支えとなるプラットフォームを目指すという。
「人民網日本語版」2010年6月1日