工業情報化部の最新統計によると、国内の通信業は通話サービス以外の業務収入の割合が持続的に増加しており、今年第1四半期には前年同期比8%増の43.6%に達した。工業情報化部は、通信業の転換は初歩的な成功を収めたとしている。中国新聞網が2日伝えた。
同部の公式サイトによると、通話業務の成長が鈍るにつれ、各通信会社はブロードバンドデータや付加価値サービスなど通話以外の業務開拓に力を入れ始め、企業収入の構造は日増しに多角化、通信業界は従来の通話サービスから総合通信サービスへの転換に初歩的成功を収めた。
統計によると、08年度の業界全体の通話業務以外による収入は2692億9000万元と、主要業務収入全体の33.1%を占めた。09年にはこの数字が前年比8.8%増の3135億5000万元、主要業務収入全体の37.2 %を占めた。2010年の1-3月期には前年同期比8%増の持続的な伸びを示し、その割合は主要業務収入全体の43.6%に達した。
なかでもインターネットのブロードバンドユーザーが急増しており、08年の8342万5000人から09年には1億322万6000人に伸び、2010年第1四半期だけで610万5000人増加し、ユーザー数は1億933万1000人となった。
「人民網日本語版」2010年6月3日