国家新聞出版総署が26日に発表した「2009年新聞・出版業分析報告」によると、モバイル出版(モバイルダウンロードコンテンツ)の営業利益はオンラインゲームの営業利益を上回り、デジタル出版内においてトップとなった。「科技日報」が28日に伝えた。
報告によると09年、新聞・出版業界の総売上は1兆元の大台に乗った。うち、デジタル出版の総売上は799億4千万元で、その経済規模は図書出版を上回り、北京、上海、広東などでは、デジタル出版の産業集中エリアが初歩的に形成された。
デジタル出版のうち、モバイル出版の営業利益は従来の(パソコンを使う)オンラインゲームの営業利益を超え、デジタル出版営業利益全体の24.2%を占めてトップに立った。
モバイル出版とオンラインゲームの利益合計は、デジタル出版の営業利益の43.9%を占めた。新聞・出版産業の全体的な構図は、技術の進歩に後押しされて徐々に変化が見られている。
新聞出版総署・出版産業発展司の範衛平司長は、「デジタル出版の総売上は2006年には約200億元だったが、2009年には約800億元に達した。この4年間連続して、成長率50%という驚異的なスピードを打ち出している。このことはデジタル出版業界が今後、大きな発展の余地を秘めていることを表している」と述べる。(編集SN)
「人民網日本語版」2010年7月28日