国家行政学院の周文彰副院長は24日、「中国は人材誘致、人材雇用に最も力を入れ、最も雰囲気がいい時期に入った。10年後の2020年に中国は、世界的な人材強国になっているだろう」と語った。「中国新聞社」が24日伝えた。
中国の人材戦略は大きな成果を上げ、すでに世界的な科学技術人材大国となった。毎年の博士号取得者の数や各分野の人材資源総数は米国を抜いて世界一になったが、中国の人材の総体的なレベルは世界のトップレベルとはまだ差があり、依然としてハイレベルな革新的人材が不足、人材の革新力や創業力が低い、人材構造が不合理などの問題を抱えている。
「世界の人材競争において中国は長年人材輸出大国だったが、今では留学帰国者数が年々増加しており、それが希望と自信につながっている」と周氏は話す。中国科学院院士の81%、中国工程院院士の54%、教育部直属の大学学長の78%、博士課程指導教授の63%はいずれも海外留学、修学を経験した帰国者で、各分野において重要な貢献をしている。
「人民網日本語版」2010年8月25日