中国最大の王妃墓が400年ぶりに一般公開

中国最大の王妃墓が400年ぶりに一般公開。 河南省で唯一、世界遺産に申請している潞王陵。その中でも重要な部分を構成する王妃墓の修復が行われている…

タグ: 王妃墓,潞王陵,世界遺産

発信時間: 2010-09-03 11:01:53 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

王妃墓の明楼と宝頂 

河南省で唯一、世界遺産に申請している潞王陵。その中でも重要な部分を構成する王妃墓の修復が行われている。この墓は400年余り日の目を見ることがなかった。最大規模で中国歴代帝王陵ではここだけの王妃陵墓が、10月1日に正式に公開される。 

新郷市鳳泉区にある国家級の文化財重点保護機関である潞王陵は、新道と潞王墓、二番目の妃である趙妃墓からなり、広さは約27ヘクタール。専門家によると、潞王陵の主な建物の配置は北京の明皇陵とほぼ同じで、雄大な規模で精巧で美しい石刻はことによく知られており、明代後期の地方藩王陵墓の構造や、その時代の建築などを研究する上では重要な意味があるという。 

王妃墓の主は趙妃で、明神宗万暦皇帝、朱翊鈞の唯一の兄弟の二番目の妃だ。新郷市郊外の鳳凰山麓に位置する王妃墓は、潞王の墓と同じように国の文化財保護機関に属し、世界文化遺産の予備軍である。 

王妃墓の広さは3万5088平方メートル。新中国成立後は、臨時の勾留場所である河南省豫北刑務所として使われていたため、一般公開はされていなかった。2005年12月に新郷市政府は約1億元資金を拠出し、河南省豫北刑務所を別の場所に移した。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2010年9月3日

 

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