月探査衛星「嫦娥2号」の打ち上げでは、キャリアロケット「長征3号丙」が使用され、「嫦娥2号」は月軌道まで直接運ばれる。月までの飛行には約112時間を必要とする。この間に、2-3回の軌道修正が行われるほか、各種テストと宇宙環境の観測が行われる。「京華時報」が30日に伝えた。
衛星は月の近くまで達したころに制動がかけられ、月からの最短距離が100キロの楕円軌道に入る。さらに2回の軌道調整が行われ、月からの距離が100キロの円軌道に入る。この後、衛星はさらに軌道を変化させ、100キロ×15キロの楕円軌道に入る。1-2日間後には、再び月からの距離が100キロの月軌道に戻り、引き続き技術テストと科学観測が行われる予定だ。「京華時報」が30日に伝えた。(編集SN)
「人民網日本語版」2010年9月30日