「中国は、1回目のロケット打ち上げから50回目までに28年間かかり、51回目から100回目までは9年間かかった。しかし、100回目の打ち上げから4年と経たないうちに150回目を突破しようとしている。」航天科技集団公司中国キャリアロケット技術研究院のカク照平副院長は2010年珠海航展期間中、インタビューに答えて誇らしげにこう語った。
カク副院長は、「中国のロケット打ち上げ間隔は近年、ますます短くなっている。第12次五カ年計画(2011年-2015年)に入った後、この特徴はますます顕著になるだろう。第12次五カ年計画期間中、中国のロケット打ち上げ頻度は年間15回-25回となり、2008年のデータから見ると、この頻度はロシアに次ぐものとなっている。現在の中国の打ち上げ頻度は、世界3位と言えるだろう」と述べる。
航天科技集団公司の市場シェアもますます拡大しつつあり、ロケット打ち上げによる収入は2009年、20億元に達した。中でも「長征3号乙」は、現役ロケットのスターと言える。カク副院長はこのロケットについて、「コストパフォーマンスが非常に高く、国際市場でも注目を集めており、各国の打ち上げサービスに利用されている。保険業界を含む世界の同業者・顧客から認可された中国の旗艦的製品だ」と述べる。(編集SN)
「人民網日本語版」2010年11月17日