国家スーパーコンピュータ天津センター初のサブセンターである天津大学サブセンターの責任者・于策氏によると、スーパーコンピュータ「天河1号」は教育科学研究分野での利用が順調に進んでおり、すでに中国科学院紫金山天文台を含む20あまりの科学研究団体が使用申請を提出しているという。新華社が17日に伝えた。
「天河1号」の科学研究における使いやすさをさらに高めるべく、 天津大学は来年新たなソフトウェアオペレーションシステムを開発する計画だ。
スパコンの性能をランク付けする組織TOP500は北京時間17日、最新の世界スパコントップ500ランキングを発表、中国初のペタFlops級スパコン「天河1号」が1位となり、世界最速のコンピュータとなった。
于策氏は、「『天河1号』の高い演算能力とスピードを使えば、科学研究、特に莫大なデータの処理や景観シミュレーションなどでさまざまな応用ができる。天津大学サブセンターは10月12日に正式に運営を開始して以来、すでに大学を含む20以上の科学研究団体から使用申請を受け取っている」としたほか、「『天河1号』の使用プロセスは複雑ではない。スーパーコンピュータセンターは教育科学研究のための高性能コンピューティングプラットフォームとして、天津大学サブセンターに専用のコンピューティングリソースを割り当てている。使用者は天津大学サブセンターに申請すれば自分のアカウントが作成でき、遠隔操作による登録を行うことで、「天河1号」を使用して複雑な計算を行うことができる」と述べる。(編集SN)
「人民網日本語版」2010年11月19日