「天河1号」を計算設備として導入する国立スーパーコンピューター長沙センターが28日、湖南大学で着工した。
長沙センターは科学技術部が認定した情報化建設重大プロジェクトで、国防科学技術大が開発したスーパーコンピューター「天河1号」を導入、ペタFLOPS級 (毎秒1000兆回の計算速度)を目指す。総投資額7億2千万元。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
長沙センター第1期工事の建設面積は3万平方メートル、2011年末に完成する予定。完成後、300テラFLOPS(毎秒300兆回の計算速度)が見込まれ、湖南大学が運営を管理、国防科技大学が計算設備および技術サポートを提供する。
現在、ペタFLOPS級のスパコンセンターや国立研究所は世界に米オークリッジ国立研究所、米エネルギー研究科学計算センター、米ロスアラモス国立研究所、中国国家スーパーコンピューター天津センター、東京工業大学、フランス原子力庁、ドイツ・ユーリッヒ研究センターの7カ所あるが、なかでも天津センターの計算速度は世界最速で知られる。
科学技術部が認定、設立した国立スーパーコンピューターセンターは天津のほかに、深センと長沙の2カ所。(編集KA)
「人民網日本語版」2010年11月29日