年に一度行われる世界最大規模の移動体通信展示会「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)」がスペイン・バルセロナで開幕した。今大会のテーマは「変革のリード」。通信業界にとって「変革」は永遠のテーマだ。世界のモバイルユーザーが3Gサービスを利用する間にも、次世代技術であるLTE技術の開発と普及がすでに始まっている。
国際電気通信連合(ITU)の趙厚麟副秘書長はバルセロナでインタビューに答え、「ITUは現在、4G規格にLTEとWiMAXの2方式を選定することを基本的に確定した。TD-LTE技術を主導とする中国は、次世代モバイル通信技術革命の中でイニシアチブを取ることができるかも知れない。これまで長期的に世界の電気通信産業をリードしてきたのは欧米であり、アジアでは日本だけが他を一歩リードしていた。もし中国独自のTD-LTE技術が全面的に普及され、新産業の発展がけん引されれば、その規模と応用範囲は想像を大きく上回るだろう」と述べた。
参加した関係者の多くは、LTEが4G規格となることはほぼ間違いないだろうとしている。(編集SN)
「人民網日本語版」2011年2月16日