これまでで最も精密なエイズウィルス(HIV)の3Dモデルが2010年国際科学工程可視化挑戦コンテスト図解部門で1等賞を受賞した。ロシアの研究グループが科学雑誌100点以上のデータを分析し、デジタル手法を利用して可能な限り本物に近いエイズウィルスの姿を再現した。この図はオレンジと灰色の2色で表され、エイズウィルスと免疫細胞を代表している。図ではウィルスが細胞を攻撃、侵入する恐ろしい場面が描かれている。三角形の切断面はウィルスがどのように免疫細胞を「ウィルス工場」に変えるかを示している。研究グループの担当者は声明の中で「こうした3Dモデルは、いたるところにいる人体のウィルス関連の科学データを表す新たな方法だと考えている」と述べている。(編集YH)
「人民網日本語版」2011年2月21日