中国は今年から2020年までに卓越したエンジニア育成計画を推進し、革新力の高い、経済社会のニーズに対応した質の高い人材を育成していく計画だ。教育部が発表した「卓越エンジニア教育育成計画実施に関する若干の意見」で明らかになった。
同計画の実施目標は、同計画を突破口にエンジニアリング教育の改革と革新を促進し、人材育成の質を全面的に高め、世界トップクラスの近代的な高等エンジニアリング教育体制の確立に努力し、エンジニアリング教育大国からエンジニアリング教育強国を目指すことだ。
同計画には従来の産業及び戦略的新興産業に関連する専門が含まれ、理系の学部、修士、博士の学生を対象に、現場エンジニア、設計開発エンジニア、研究型エンジニアなど様々なタイプの人材を育成していく。
同計画は2010年から2020年まで実施される。大学は自主的に同計画への参加を申請、大学の計画案や専門育成案を専門家が検討し、教育部がその意見に基づき卓越計画に参加する大学を指定する。指定された大学は毎年同計画に新たに参加する専門を申請可能で、専門家による専門育成案の論証後、教育部がその意見に基づき新たな専門の設置を認可することになっている。(編集KA)
「人民網日本語版」2011年2月22日