電力供給における安全上の問題と農村電力網の薄弱さを改善し、県域経済・社会の発展に伴う電力使用へのニーズを満たすため、河北省は今年23億1千万元を投じて農村部の電力網改造・アップグレード工事を行う。うち、中央予算からの投資は4億元。プロジェクトの対象範囲は、省の140県(市・区)に及ぶ。河北省は2012年までに、農村の電力網改造・アップグレードに投じる資金を累計100億元以上とする計画だ。人民日報が4日に伝えた。
今回行われる農村電力網改造・アップグレードプロジェクトは大きく2つに分けられる。1つ目は、華北電網公司が担当する「2011年農村電力網改造・拡張プロジェクト」。43県(市・区)の43プロジェクトに関連し、建設内容は35キロボルトの変電所51カ所の新設と改造。2つ目は、河北省電力公司が担当する「2011年農村電力網アップグレード・改造プロジェクト」。97県(市・区)の97のプロジェクトに関連し、建設内容は35キロボルトの変電所46カ所の新設と改造。
河北省はまた、向こう3年をかけ、安全で信頼でき、省エネで環境にやさしく、技術が実用的で、管理が規範化された新型農村電力網を建設し、農村電力網による電力供給の信頼度を99.71%以上、電圧合格率を97.92%以上、送電損失率を平均5.53%以下とすることを目指す。(編集SN)
「人民網日本語版」2011年8月4日