中国広東核電集団の大亜湾原子力発電基地に位置する広東省嶺澳原発2期2号ユニットが7日午後2時、検収に合格し、営業運転を始めた。これにより、中国が「自主設計、自主製造、自主建設、自主運営」する100万キロワット級原発ユニットの第一弾となる原発ユニット2基(嶺澳原発2期1号・2号ユニット)が全面的に完成したこととなる。人民日報が8日に伝えた。
嶺澳原発2期の原発ユニット2基は加圧水型原子炉で、出力は100万キロワット。自主開発の技術CPR1000を採用した、「第10次五カ年計画」期間中唯一の原発自主化委託プロジェクトとなる。同プロジェクトの完成は、中国における原発の集約化、標準化、シリーズ化に向け堅実な基礎となった。
嶺澳原発2期2号ユニットの稼動後、大亜湾原発基地の稼働原発は計6基、設備容量は610.8万キロワットに達したほか、年間発電量は450億キロワット時を上回り、中国最大の原発基地となった。同基地は1875万世帯の1年間の電力需要を満たすことができる。(編集SN)
「人民網日本語版」2011年8月8日