首席科学者助手のトウ希光博士は、「調査チームはこの海山でマルチビームによる全地形測量と総合物理探査を行い、10カ所のボーリング孔を設置、うち、7カ所からリッチクラストのサンプルを取得した。クラストの厚さはいずれも4センチ以上で、厚さが最大のサンプルは10センチに達し、満足のいく結果となった」と語る。
深海のボーリング調査は第23次遠洋科学調査の重点調査手段であり、海洋6号が同調査を実施したのは初めて。調査隊は幾度にもわたる模索と改良を経て効果的な調査方法を確立、すでに第2区間のボーリング計画の半分を完了している。
第23次遠洋科学調査は120日間にわたって行われ、すでに中期に入っている。「海洋6号」臨時党委員会は23日午前、次なる任務の順調な実施を保障するための検討会を行った。(編集SN)
「人民網日本語版」2011年8月30日