嫦娥1号は2007年10月24日の打ち上げから494日間飛行し、うち482日間は月を周回。全ミッションを無事終了した後、2009年3月1日に予定通り月面に落下した。
嫦娥2号はさらに頼もしい。計画寿命はわずか半年だったが、2010年10月1日の打ち上げ後、世界で最も完全な形で解像度7メートルの月面全体の画像を所得したほか、虹湾地区を対象とした解像度1.5メートル以下の画像の転送に成功。さらに開拓的な実験も成功させ、所期の目標を超過達成した。目視できない月の裏側で、主エンジンを用いて高度を下げ、自動制御システム、誘導・制御システムと主エンジンとの連携を確認した。
現在、嫦娥2号は地球から約170万キロメートル離れた「太陽-地球ラグランジュ点(L2)」を周回している。搭載している太陽高エネルギー粒子計測器、太陽風イオン計測器などの機器は、まるで宇宙の神秘を探究する「宇宙の名探偵」のようだ。
嫦娥3号は2013年に打ち上げられる予定。(編集YT)
「人民網日本語版」2011年9月21日