航天科技集団公司はただちに故障原因を明らかにし、改良措置を制定、天宮1号の打上げロケットを含む、同系列のロケットに対し、徹底的な検査と改良を行った。9月19日、改良を経たロケット「長征3号乙」が衛星「中星1A」を予定軌道に送り込むことに成功、改良措置が有効であったことが証明された。
9月10日には発射エリアでのテストが再開し、各業務が首尾よく行われた。9月25日、無人宇宙船「神舟8号」の打上げを行うロケット「長征2号F」も酒泉衛星発射センターの組み立て棟に運び込まれた。
現在の状況から見ると、天宮1号の打上げが9月末に延期されたことは、続く神舟8号の打上げおよび1回目ドッキング試験のスケジュールに影響をきたしていないようだ。計画によると、神舟8号は今年11月初旬に酒泉衛星発射センターから打ち上げられ、宇宙空間にて中国初のドッキング試験が行われる。(編集SN)
「人民網日本語版」2011年9月28日