改革、開放の30年を経て、今や中国は自国の建設ばかりでなく、世界にも自国の文化を発信し、世界各国、各地域の人たちとともに前進していこうとする時代にさしかかっていると言っても過言ではない。自国の文化を大切にするとともに、世界に目を向ける時代にさしかかっているのではないだろうか。
かつて中国は国力の限界からどうしても周縁化された状態にあったが、世界でトップに立つことはさておき、少なくとも、世界各国と対等につき合っていくことは必要であろう。
そういう意味で、2008年の北京オリンピック、さらに上海万博、北京でやがて開催されることになっている国際サービス貿易大会、世界陸上競技選手権大会などを通じて、中国の総合国力の向上とともに、北京が中国の特色のある世界的都市として発展成長していくことは、もはや時代の流れと言ってもよかろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年5月2日