外国語刊行物出版クラブは6月5日、シリーズ書籍「中国の都市」について座談会を開き、米国のBobby Brill氏、ギリシャのOlga Stefatou氏、オランダのRuben Lundgren氏、スコットランドのDavid Ferguson氏などの記者と写真家がこの本について語った。
「中国の都市」シリーズは外文出版社が出版し、10冊からなり、中国語版と英語版がある。中国の都市のそれぞれの風習、経済状況や文化を描き、多くの画像を使って南通、無錫、青島、昆山、常州、蘇州などの都市をいきいきと表現している。
外文出版社の欧陽編集者・翻訳者は、「このシリーズは、外文出版社と地方政府が協力して出した成果である。外文出版社は各地方都市に外国人記者と写真家を派遣し、地元の人たちと交流したり、さまざまな場所を訪問したりし、見聞を綴った。地方政府はこれら記者の取材に協力した」と語った。
欧陽氏はまた、「2006年から、中国の多くの出版社が重大な改革を行ってきた。例えば、より多くの目新しく創造性のあるアイデアを引き出すため、外国人記者やカメラマンを雇い始めた」と話した。このような変化は外国人社員に対する要求を高くし、出版社は記者やカメラマンからインスピレーションを得ているという。
では、これは外国人記者やカメラマンにとって何を意味しているだろうか。
全般的に言えば、Brill氏、Stefatou氏、Ferguson氏、Lundgren氏は、中国の出版社で働くことに楽観的だが、外国人社員はやはりいくつかの独特な試練に直面している。
「私の経験からして、中国の出版社で働くことの大きな違いは、出版社が最終的な方策決定者でなく、地元政府が本当の決定者だということだ。そのため、仕事をするうえで、自分の考え、出版社の考え、地元政府の考えを同時に見なければならない。どれを優先するかが最も大きな挑戦になる」と、Brill氏は語った。