春の養生向けの11種類の食物春の筍はやわらかくて美味しく、爽やかな甘みがあり、「素食NO.1」と呼ばれる。バラのお茶は血の巡りをよくし、内分泌のバランスをとるといった効果がある。肝臓や胃を調節し、疲労回復や体質改善に役立つ春に適した飲み物だ。冬の寒さから春の風の強い時期に移り変わる時期だが、中医学の理論では、風が強いと乾燥しやすいと考える。蜂蜜は肺の乾燥や咳を改善し、喉や口の乾燥を緩和することができる。さくらんぼは春一番の果物と呼ばれる。春の眠気がひどい時期には毎日10粒から20粒のさくらんぼを食べると、疲労回復や気分の向上に役立つ。春には消化を助けるため、酸っぱいものを抑えて甘いものを増やすのがいい。ナツメはまさにぴったりの品だ。春に眩暈が起きやすい人は日常的に血液が不足している傾向がある。干しぶどうは鉄分が豊富で、女性に特によい。竜眼は血液を補強するが、炎症を起こしやすい人は控えめにした方がよい。春には植物が新芽を出すが、チャンチンの若葉やもやし、にんにくの芽、豆苗など食用になるものが多い。春にはニラがおすすめだ。春は気温の変動が激しいが、ニラは栄養を補給してくれる。春の野菜としてはほうれん草もよい。ほうれん草は一年中食べることができるが、春のものがよく、解毒や乾燥防止などに役立つ。春はネギやにんにくが一年で最も栄養価が高く、またやわらかく美味しい時期だ。春によく見られる気道感染の予防にも役立つ。
「一年の計は春にあり」と言われているように、春は万物が萌え出づる季節だ。適切な生活と休息をとり、春に養生することは一年の英気を養う上で重要だ。新しい始まりを象徴するこの季節にはどんな食物を食べるとよいのだろうか。春の飲食について民間には多くの説があり、中医学にもたくさんの研究がある。「春を食べる」という言い方もあるが、その秘密をご紹介する。人民網が伝えた。(編集YH)
「人民網日本語版」2015年2月6日