「ビクトリアシークレット2016」のショーでは、中国の四大スーパーモデルである劉雯、奚夢瑶、何穂、睢暁雯がショーを盛り上げ、異彩を放った。今回のショーは6つのテーマがあり、最初のテーマは異なる文化の融合を体現する「The Road Ahead」だった。かつて大いに話題となった中国要素がここにも見られた。赤、緑、黄の各色、蝶とトンボの凧のイメージ、龍の刺繍、龍の頭をした造形……。小さな袖、小さな襟、毛玉、中国結び、絹の紐、灯籠、刺繍、リボン……。みな中国要素が感じられるものばかりだった。ネット上では、「織物から戯曲、中国風タッセル、龍と鳳凰のトーテム、伝統的な花。そして赤、緑、青などの色の合わせ方など、すべての中国要素がビクトリアシークレットのテーマと融合し、独自のデザインとイノベーティブな発想によって表現されている。絶妙な融合だから何の違和感もなかった」、「中国要素があると、ビクトリアシークレットもこんなに優雅で品のあるものになるのか」、「中国要素がここまで大規模に世界第一のショーに出てきた上に、4人の中国人モデルも出場とは、中国市場のすごさがよく分かる」などの絶賛の声が相次いだ。
ただし突っ込みのコメントも見られた。デザイナーの中国要素に対する理解が浅すぎるとした上で、「中国風とは黄と赤と京劇だけを意味するのか? デザイナーが服をデザインする時、今まで見てきた中国要素を全部布に縫い付けただけにしか見えない」とコメントするネットユーザーがいた。また、「中国要素を入れ過ぎている感じがする」、「中国要素を入れるのはいいけど、彼らの中国要素に対する理解はまだまだだ。我々が輸出しすぎたのか、誤解が多すぎるのか」などのコメントも見られた。